大阪市北区に本社を置くサントリーホールディングス株式会社は、アルコール飲料や清涼飲料水などで有名なサントリーグループを傘下に持つ持株会社です。同社自身は株式市場に上場していませんが、そのグループ企業(子会社)であるサントリー食品インターナショナル株式会社は、2013年7月3日に東証1部に新規株式公開(IPO)を果たしました。
さて、この親子企業2社は、2014年と2015年に大型買収を成立させたとして、報道などで大きく取り上げられる時期がありました。まず、非上場ながらも親会社であるサントリーホールディングスは、2014年1月、「ジムビーム」などで知られるアメリカの酒造会社、ビーム社を160億ドル(約1兆6,500億円)で買取ることを発表しました。これにより、サントリーグループのスピリッツ(蒸留酒)の売上は4,000億円を超え、世界10位から3位へと急浮上することになりました。
また、翌年5月25日、サントリー食品インターナショナルは、売りに出されていた日本たばこ産業(JT)の飲料事業の買収を発表しました。これにより、JTの持つ缶コーヒー「Roots」や清涼飲料水「桃の天然水」などのブランド、ならびにJTの自動販売機事業などをサントリーが取得することになりました。この発表のあった翌日、2015年5月26日の取引では、出来高は前日のほぼ3倍にまで膨らみましたが、値動き自体には大きな変動もなく、結局、前日比マイナス90円となる5,070円でその日の取引を終えました。2015年8月15日現在、同社の株価は5,460円となっています。なお、サントリー食品インターナショナルは現在、株主優待制度を実施していません。